皆さんは減価償却についてご存知でしょうか。
詳しく減価償却について理解している方は少ないことでしょう。
そこで今回は、岡山で外壁塗装をお考えの方に向けて、そもそも減価償却に関する説明と外壁塗装における減価償却の仕組みについて解説していきます。
□減価償却とは
そもそも減価償却とは何なのでしょうか。
減価償却とは、金額の高い車やパソコン、応接セットなどを購入した時にその購入代金を購入した年に一度に経費とするのではなく、分割して少しずつ計上するルールのことをいいます。
例えば、300万円のものを買ったとします。
この時に皆さんは300万円を今年度の経費にしようと考えるでしょう。
しかし、減価償却の場合は今年度は100万円、来年度にまた100万円、再来年には100万円と長期的に資産を使用できる期間で分割しながら計上する形のことです。
こうすることで利益が減るため、その分税額を抑えられるのです。
では、何年で割ればいいのでしょうか。
それは、便宜的に「こういうモノならだいたいこのぐらいの期間使うよね」と無理やり決まりを作って、それに当てはめていくのです。
平均的な耐用年数を参考に割っていくことを覚えておきましょう。
3年ほど使うであろう300万円のものであれば、先ほどのように300万円を3年で割って、今年度、来年度、再来年度100万円ずつとなっていくといった感じです。
□外壁塗装の減価償却
続いて外壁塗装における減価償却について、ポイントと仕組みを見ていきましょう。
個人事業主の方や中小企業の方は、所有しているアパートやマンションなどの外壁塗装を行うことがあるでしょう。
しかし、建物の規模が大きなものになると、外壁塗装は思いのほか費用がかかります。
確定申告の際には外壁塗装工事を資本的支出として計上するか、修繕費として計上するかによって、申告方法や経費として扱える額も変わります。
先ほども説明した通り、耐用年数によって割る年数が違います。
これは外壁塗装の際も同じくアクリル系の樹脂塗料が5年から7年、ウレタン系塗料では10年、そしてシリコン樹脂系の塗料が12年から15年、フッ素樹脂系は15年から20年と基準が決まっています。
これらはあくまで目安ですし、修繕費に該当するのか、それとも資本的支出に該当するかは、判断がしづらいこともあります。
不安であれば専門家に相談するのがベストでしょう。
□まとめ
今回は、そもそも減価償却の説明と外壁塗装における減価償却の仕組みについて解説しました。
外壁塗装の減価償却についてお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ当社にお問い合わせください。
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