減価償却という言葉を聞いたことはありませんか。
外壁塗装において減価償却の考え方を知っておくと、費用についての考え方が変わります。
そこで今回は、外壁塗装の減価償却について岡山の塗装業者が解説します。
□外壁塗装の減価償却の仕組みを解説
外壁塗装における減価償却とは、工事費用を経費にする場合に行う計算方法です。
マンションを経営されていたり、コーポの大家をしていて会社化していたりする方にとっては必須の知識だと言えるでしょう。
建物の外壁塗装工事を行う場合、その費用は修繕費か資本的支出かのどちらかに含まれます。
外壁塗装を行う目的が外壁のひび割れを直すことや壊れた部分を修繕することであれば、修繕費で処理します。
一方で、外壁のデザインそのものの変更を行う場合や、より耐用年数の長い塗料を使用する場合には資本的支出と判断して良いでしょう。
資本的支出として計上されたお金は、減価償却を通じて費用化を行えます。
しかし、修繕費に含まれるのか資本的支出に含まれるのかがわからない方も多くいらっしゃるでしょう。
その場合は、支出額が20万円未満であり、概ね3年以内の周期で修繕や改良が行われている場合は修繕費として計上されることを覚えておいてください。
□減価償却のメリットとデメリットを紹介
「外壁塗装の費用を減価償却して何か得があるの。」とお考えの方もいらっしゃいますよね。
減価償却を行うメリットは、節税効果が期待できる点です。
所得税の課税対象となるのは、売上から経費を差し引いた金額です。
減価償却は、それを計上した各年度の経費として売上から差し引けるため、減価償却の分だけ利益額を抑えられ節税できます。
また、赤字を抑制できることもメリットの1つでしょう。
修繕費として一度に計上してしまうと、損益が赤字になってしまうかもしれませんよね。
しかし、減価償却であれば複数年で計上できるため、1年当たりの金額は少なくて済みます。
例えば、銀行に融資をお願いする際には、赤字がないことで業績をよく見せられるでしょう。
逆に、減価償却を行うデメリットとしては税務処理がややこしい点です。
一度に計上する場合とは違って、減価償却は毎年計上する必要がありますよね。
その分だけ手続きや処理が多くなってしまいます。
□まとめ
今回は、外壁塗装における減価償却について解説しました。
本記事で紹介したように、減価償却を行うことでメリットを得られる場合があります。
外壁塗装を検討している方は、費用を減価償却してみることも考えてみてはいかがでしょうか。
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