外壁のひび割れにお悩みの方の中には、「外壁工事が初めてで、どうすれば良いか分からない」という方もいらっしゃいます。
外壁工事にはいくつか種類があり、劣化の種類や劣化の具合によって適切な工事が変わります。
今回は、外壁工事の種類をご紹介するのでぜひ参考にしてください。
下地工事の種類も併せてご紹介します。
□外壁工事の種類をご紹介します!
外壁工事には、塗装工事、重ね張り工事、張り替え工事、補修工事があります。
それぞれ工事内容や劣化目安が異なります。
塗装工事は、既存の外壁に専用の塗料で塗り替えを行います。
劣化の目安としては、外壁の色あせや、カビやコケ、サビの発生が挙げられます。
劣化が深刻化して外壁材の剥がれや外壁の浮きなどがみられる場合は、塗装工事以外の工事も必要になる場合があります。
重ね張り工事や張り替え工事よりも費用を安く抑えられる点がメリットです。
重ね張り工事は、既存の古い外壁材の上から、新たな外壁材を張る工事です。
ひび割れや反り、壁材の剥がれがみられる場合に提案されます。
施工後は、外壁が二重になっているため、遮音性と断熱性が向上するというメリットがあります。
張り替え工事は、既存の外壁材を解体撤去し、その上から新たな外壁材を張り替える工事です。
重ね張り工事と同様、ひび割れや反り、壁材の剥がれがみられる場合に提案されます。
外壁工事の中で最も費用と時間がかかりますが、見た目も中身も新築に近い状態に復元できるため、外壁の見た目や耐久性を重視したい方におすすめです。
外壁の補修工事では、部分的な劣化を補修します。
コーキング打ち替えやひび割れ補修、塗膜の剥がれ補修などがあります。
劣化の範囲にもよりますが、他の工事より比較的工事費用と工事期間を抑えられます。
部分的な補修になるため、補修箇所とそれ以外の箇所で見た目に差が出てしまう点に注意が必要です。
□下地工事の種類をご紹介します!
外壁の下地工事には、木造住宅の柱や間柱に防水シートの上から木材を打ち付けていく外壁通気工法と、外壁塗装工事の前に行う下地工事の2種類があります。
外壁通気工法は、胴縁の上から外壁を打ち付ける外壁工事のことです。
外壁通気工法を施すことで、外壁材との間に外気が流れる層ができ、結露の発生を抑えられます。
また、通気層は、熱気や冷気が室内に侵入するのを防ぐ効果も期待できます。
外壁塗装の下地工事では、壁面に付着したゴミやホコリ、サビなどを取り除きます。
また、壁面にひび割れがある場合は、そのヒビ割れに補修材をすりこんで補修します。
下地工事で外壁面を平滑にすることによって、塗装がしっかり外壁に密着し、長持ちします。
□まとめ
本記事では、外壁工事と下地工事の種類についてご紹介しました。
劣化の種類や程度によって、どの工事を行うか決められることを分かっていただけたでしょうか。
外壁工事をお考えの方で疑問点やご質問がありましたら、お気軽にご連絡ください。
コメントを残す